ペースの速いデジタルエコノミーにおいて、日本のアプリ開発者は創造力と技術力を発揮して、日本だけでなく、世界中のユーザーを虜にする画期的アプリを生み出しています。2023年だけでも、日本から8,500の新作アプリとゲームが誕生し、そのうち250以上がAIを採用しています。[1]
このように繁栄する状況の中心には Google Play があります。Google Play は、クリエイティブなビジョンを世界的成功に変える力を開発者に与え、その一方で、消費者に選択肢と安全性を提供することで人々の生活を豊かにしています。
日本の創意工夫を表現
「悪魔城ドラキュラ」や「遊戯王」といったシリーズで既に名声を得たKONAMIのような象徴的企業は、急成長するスポーツ分野を捉えるため、シームレスに舞台をモバイルに移し、「eFootball」(旧「ウイニングイレブン」)、「プロ野球スピリッツA」で世界的に称賛されています。これらは世界中のスポーツファンの心を掴み、人気のジャンルとモバイルフレンドリーな体験を融合する日本の力が証明されました。
KONAMIのように名声を確立した企業だけでなく、革新的なスタートアップも人工知能(AI)をとても具体的に応用し、存在感を示しています。2020年にリリースされ、今では日本でトップのタクシー配車アプリとなった「GO」は、AIを利用してルート提案を行い、ドライバーが乗客を拾うチャンスを最大限に高めています。同時にユーザーも、AI需要予測のおかげで乗車時間の7日前からタクシーを予約することができます。
Google Play:開発者に力を与える
KONAMIとGOの急成長と成功はすべて独力で成し遂げられたわけではありません。開発者にとって Google Play のような最新のアプリ配信プラットフォームは貴重なツールとなっています。Google Play では手軽に販売促進手段を利用し、世界に数十億人いる Android ユーザーに瞬時にアクセスすることができます。
ただし、Google はただ公開の場を提供しているわけではありません。最先端のAIモデル「Gemini Pro」を採用したAIコーディング支援ツール「Gemini In Android Studio」など、包括的なツールとリソースを提供し、アプリ開発の全工程にわたって開発者を支援しています。開発者は開発者ツールを利用して、アプリのベータテスト、性能のカスタマイズ、アプリストアのリスティング最適化、データ分析を行い、成長につなげることができます。またこのプラットフォームでは、ユーザーをデバイス別に容易に識別できるようになっており、開発者は、スマートフォン、ウェアラブル、折り畳み端末、タブレット、そしてPCに合わせて体験をカスタマイズすることができます。
繁栄するアプリのハブのグローバル化
日本はモバイルイノベーションのハブとして活況を呈し、Google Playの開発者コミュニティでは第8位の規模を誇ります。[2]17,700人を超えるアプリ開発者が60,000ものアプリを日々運用しているこのダイナミックなコミュニティは、現状に満足することなく、大きな経済的勢力を形成し、推定920,000名の直接的、間接的、副次的雇用を支えています。[3]これは全農業労働人口の約半分に相当します。
日本の開発者は世界的に大きなインパクトも生み出しています。ユーザー基盤の10%以上が米国、ブラジル、インドネシアといった主要市場の海外ユーザーという開発者は半数近くに上ります。[4]これは世界屈指の市場のユーザーの好みを捉える日本の力を証明しています。
2023年、日本の開発者が Google Play で売り上げた金額は推定3兆800億円です。[5]これは2023年の日本のGDPの0.52%に相当します。日本の開発者が Google Play で得た総収益のうち、約4,850億円は海外ユーザーからのものです。[6]結果として、こうした活気に満ちた日本の状況により、2023年の Google Play の世界アプリダウンロード数の約1.7%、世界アプリ収益の15.5%が日本勢によって占められました。[7]このことは、日本の開発者の世界進出を促し、経済成長を促す Google Play の力を明らかに示しています。
開発者への支援
Google の開発者コミュニティへの取り組みは、プラットフォームの提供に留まりません。
Google はデバイス間の互換性を確保するため、Androidのソースコードと互換性規格への無料アクセスを提供しています。そのため開発者は互換性の問題に悩むことなく、イノベーションに集中できます。
また Google Play のビジネスモデルも、プラットフォームが開発者支援への投資を継続するように保証しています。有料アプリの提供、またはアプリ内課金を行う開発者にはサービス料が適用されますが、無料でアプリを配信する大多数の開発者(97%)は、Google Play の開発者ツールとサービスをすべて無料で利用しています。
消費者のエンリッチメント
Google の取り組みは開発者に留まらず、消費者の体験を豊かにすることにも注力しています。デジタル世界では消費者の選択肢と安全を提供することが何より重要です。
Google Play の膨大なカタログは、消費者の広範な関心とニーズに応えています。日常生活を向上させる生産性ツールから喜びを引き出すエンターテインメントまで、Google Play にはどんな人にも役立つものがあります。Android も継続的にユーザーエクスペリエンスを見直ししています。Android 15で展開された漸進的改善では、Android Automative OS の Google Map と Google Cast で直接ARコンテンツにアクセスできるなど、新しいフォーマットが導入されています。
ユーザーを保護するため、Google Play Protect は毎日2,000憶個超のアプリを厳しく検査してマルウェアを見つけ、 プラットフォームとデバイスの安全性を維持しています。Google Play Protect は、詐欺やフィッシングが疑われるアプリを特定するため、年内にもオンデバイスAIを導入する予定です。さらに Android の安全機能を現実世界に拡張し、Android デバイスの99%に緊急時位置情報サービスを搭載しています。
明るい未来
KONAMI、GOなど、数多くの開発者のサクセスストーリーはまだ始まったばかりです。日本のアプリ開発者は、支える環境があれば、イノベーションの最前線に留まり、境界を押し上げ、世界中のユーザーに喜びと力を与えることでしょう。
重要情報:
この投稿はAccess PartnershipがGoogle向けに作成しました。本書のすべての情報は、Google以外の独自の情報および一般公開されている情報を用いたAccess Partnershipの分析から得られた、または推定された情報です。Googleはいかなる補足データも提供しておらず、本書の推定を一切推奨していません。第三者の情報源および独自の調査、またはAccess Partnershipの独自モデリングから取得した情報は、脚注に明記されています。
[1]Access Partnershipの推計
[2]AppFiguresの推定
[3]Access Partnershipの推計
[4]Access Partnershipの推計
[5]Access Partnershipの推計
[6]Access Partnershipの推計
[7]Access Partnershipの推計